ロボドリルでやってる仕事、いよいよボリュームが多くなってきてとても大変なので改善することにしました。
いままでもちょこちょこ改善してきてぼちぼちやりやすくなってきてましたが、とにかく自分が納得するまでいってみよ~と。
ちなみに、この仕事を始めたときのスループット(粗利ベース)は¥3,500/Hr。
BT30機だとこんなもんかな?という数字です。
ただ、鬼のような残業時間で疲労感と焦燥感を伴っていました。
あと、工場中にオイルミストを漂わせるという弊害。
もぐらたたき改善をしまくって、昨日の時点で¥10,200/Hrです。
BT30機ではすごい数字だと思います。
HSK-A100の5軸とおんなじくらいのレート?
でも疲労感やオイルミストなんかはそれでも変わらず。
設備1台で完全1個流しで工程設計してあります。
この状態からの改善です。
目標は
・スループットはいけるところまで。とりあえず1.2倍。
・職人芸を不要とし、アルバイトでできるところまで工程をシンプル化。
・不良率を超減らす。
・オイルミストをまき散らさない。
・疲労感を減らす。
ええ、好き放題に目標を設定しました。
改善手法はクリティカルチェーンにしてみました。
TOCのアプリケーションのひとつで、ゴールドラット博士はスケジュールマネジメント改善の方法として世の中に紹介しました。
プロジェクトマネジメントでよく使われる「クリティカルパス」に制約管理の考え方を導入したものです。
プロジェクトのタイムスパンを超短く考えて工程管理に導入すれば一緒でしょ?的な考え方です。
クリティカルチェーンを工程改善に使ったという話は今まで聞いたことはありませんが、まあいいや、と。
まずやったことは、TOCの5ステップの1つ目と一緒、「制約条件をみつける」。
今回の場合は「クリティカルチェーン」を見つけることです。
受注から出荷までのクリティカルチェーンと、工程の中、サイクルタイムのクリティカルチェーンを見つけます。
次にやることは、クリティカルチェーンの上にあるタスクに「おまえ、なにやってんねん」とツッコミを入れて無くしたり、スピードアップを図ることです。
あとは割愛。
2時間でイテレーションを14回くらい回しました。
ここまで書いといて、何をやったか詳細はヒミツです。
お金をかけずに効果のでかいインジェクションを採用するのかコツです。
・スループットは、¥16,150/Hrになりました。TOCを使っての改善だとこれくらいは当たり前です。
・工程のシンプル化は大成功です。ボトルネックのシマダからバイトへ仕事を移せるのでこれがもっとも嬉しい。
・不良率は0.02%⇒0%。ただ、職人技で不良にならないようにしてたのがノーケアになりました。
・オイルミストはやっぱダメだ~。
・出来高があがったので、疲労感は減らない。でも無人化率が上がったので余裕ができました。
・リードタイムもついでに改善されました。11日⇒5日です。
・もともとやる予定じゃなかった仕事だったので、ほかの仕事のためのリソースに食い込ませなくて済みました。
というわけで、おおむね成功です。
最終的に制約条件がロボドリルのMAX回転数になってしまって、これ以上考えるのがめんどくさくなったのでそこでやめました。
今回すごく勉強になったのは、クリティカルチェーンが工程改善にすごい役立つということ。
ちょっと考えただけで自分満足度がだいぶ向上しました。
ISO9001の構築のときに、この手法をマニュアル化して社員全員が実施できるようにしてやろうともくろんでおります。
全員ができるようになったら。。。。。その会社最強。
それにしても、日曜日にこんなことやってるようじゃまだまだ順調に華の独身を続けられそうです。
久々にPC新調 DELL XPS 13 2-in-1





