難削材部品加工

難削材部品加工

難しい材料・形状を、生産技術で解く

シマダ機工の機械加工・設備写真

シマダ機工は、ニッケル基合金、チタン、ステンレス、ハステロイ、純タングステン、純モリブデン、コバールなど、材料の性質から工程を組み立てる必要がある部品の加工相談に対応します。材料名だけで判断せず、成分、工具、刃先形状、加工条件、検査条件を整理し、難しい材料・形状の調達をラクチンにします。

航空機エンジン部品で積んだ経験を、会社の判断材料にしています

難削材加工で大切なのは、「硬い材料を削れるか」だけではありません。材料の成分、熱の入り方、工具摩耗、びびり、保持方法、検査条件までを見て、量産できる工程として成立させることが必要です。

このページで述べている航空機エンジン部品の経験は、シマダ機工としての受注実績ではなく、代表者が三菱重工業 名古屋誘導推進システム製作所で生産技術者として働いていたときに積んだものです。Pratt & Whitney、GE、Rolls-Royce といった世界の主要航空エンジンメーカーに関係するエンジン部品で、ニッケル基合金の大型ケース部品など、難削材部品の切削加工による生産立ち上げを多数経験しました。

旧来は鋳物への追加工やECM(電解加工)で対応していた部品を、削り出しの切削加工へ切り替え、4か月で立ち上げた経験もあります。その後、そこで積んだ生産技術の経験をもってスピンアウトし、実家であるシマダ機工に合流しました。

現在は、その経験を代表者個人の勘や記憶だけに留めず、工具材種、刃先形状、加工条件、治具、CAM、検査条件、トラブル対策の記録として、シマダ機工の社内データベースと判断材料に組み込んでいます。技師が同じ情報を参照しながら工程を考えられるため、会社として難削材の相談と工程設計に対応できます。

難削材部品加工で材質確認、工具条件、切削加工、検査記録までを示す説明図

航空機エンジンで使われない特殊材料にも対応できる理由

材料成分から工具を選ぶ

ニッケル、チタン、タングステン、モリブデン、コバルト、鉄など、材料の成分と加工現象を見ながら、工具材種や刃先形状を選定します。

加工条件を記録して使う

回転数、送り、切込み、工具寿命、びびり、熱変形などを記録し、次の見積もりや加工条件の検討に使えるデータとして蓄積しています。

試験方法を持っている

未知の材料でも、いきなり本番加工に入らず、工具摩耗や面粗度、切りくず、熱の入り方を確認しながら加工条件を詰めていきます。

工程として成立させる

材料が削れるだけでなく、治具、段取り、CAM、三次元測定、検査成績書まで含めて、納品できる工程に落とし込みます。

ご相談いただきやすい材料

  • ニッケル基合金、インコネル、ハステロイ、ワスパロイ
  • チタン合金、64チタン、AMS規格材
  • ステンレス、析出硬化系ステンレス、高硬度材
  • 純タングステン、純モリブデン、コバール、インバー
  • 材料名だけでは判断しにくい特殊材・支給材

難削材で確認するポイント

  • 材料規格、成分、熱処理、材料支給の有無
  • 肉厚、深い穴、工具の入り方、保持方法
  • 工具摩耗、加工熱、びびり、反りのリスク
  • 重要寸法、検査方法、検査成績書の要否
  • 材質変更や形状調整で価格低減できる余地

見積もり時に確認すること

  1. 材料条件を確認材質、材料規格、成分、熱処理、支給材の寸法、証明書の要否を確認します。
  2. 形状と加工リスクを確認工具の入り方、肉厚、深穴、薄肉、熱変形、びびり、保持方法を見ます。
  3. 工具・条件・試験方法を検討工具材種、刃先形状、加工条件、試験加工の要否、CAM工程を整理します。
  4. 価格と納期の前提を明確にする難削材は前提条件で価格が変わるため、加工方法と検査条件をそろえて回答します。

加工しやすくする提案も含めて考えます

旧マシニング加工.comでもお伝えしていたように、難しい箇所を部品機能を損なわない範囲で設計変更したり、許容していただける条件を整理したりすることで、同じ機能を持つ部品をより現実的な価格と納期で製作できる場合があります。

図面と3Dデータに加えて、部品の使いみち、相手部品、重要寸法、数量、希望納期を共有いただくと、加工方法だけでなく、価格低減や納期対応の余地も検討しやすくなります。

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よくあるご相談

加工できるか分からない材料でも相談できますか?

相談可能です。材料規格、成分、形状、数量、希望納期、検査条件を確認し、加工可否と見積もりに必要な前提条件を整理します。

ハステロイ、純タングステン、純モリブデン、コバールなども相談できますか?

はい。材料名だけで判断せず、材料成分、工具材種、刃先形状、加工条件、試験加工の進め方を確認します。未知の材料でも、加工条件を組み立てるための考え方と記録があります。

加工方法の切り替え相談もできますか?

可能です。鋳物への追加工、ECM、削り出し、治具、5軸加工、検査条件などを比較し、品質・納期・価格のバランスを見ながら検討します。

難削材・特殊材料の加工相談は、図面と3Dデータから始められます。

材質、数量、希望納期、検査条件、材料支給の有無を添えて、見積もりページからお送りください。

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